
先日、猫ちゃんの火葬にうかがったときの話です。
ご自宅に到着して一番最初に、ご家族様から「先にお支払いを」とお申し出がありました。ペットメモリアル ドマーニでは、お支払いはご火葬がすべて終わったあとにお願いしていますので、「最後にお願いをしております。」とお伝えして、お断りしました。お別れの途中で金額の話が前に出てくると、気持ちの置きどころが変わってしまうことがあるでしょうし、実務の面でも、すべて終わってからのほうが都合が良いという事情があります。骨壺や骨袋などはPOSレジのシステムで在庫管理をしていて、骨袋は8種類の中からその場で選んでいただいています。お見送りの合間に実際に選ばれたものをレジに入力するかたちにしているため、最後にお支払いをお願いするようにしています。
その猫ちゃんの火葬のご費用は2万円でした。ご予約のお電話の時点で、プランと体重から費用の表をみて、骨壺代も含めた総額としてお伝えしています。ご病気で痩せてしまっている子でも、そのときの実際の体重で料金を決めています。元々はもっと大きかったから高くなる、とか、お骨が大きかったので大きな骨壺を利用したから、費用が加算されるといったことはありません。今ここにいるその子の体重で費用を決める、という考え方です。
収骨の最中、ご家族様から「この子にこれだけのことをしてあげられて、よかったです」と声を掛けていただきました。こちらとしては、その一言をいただければ十分だと思えるくらいの言葉です。
ご火葬を終え、最後に会計の場面になったときに、そこで初めて本音を聞かせてくださいました。
猫ちゃんの火葬費用が2万円だと知人に話したところ、「それは安すぎるんじゃないか」と言われたそうです。
それをきっかけに、骨壺代が別料金でかかるのではないか、当日になって何か理由を付けて追加の費用を請求されるのではないか、といった不安が出てきてしまった、とお話しくださいました。先にお支払いを、というお申し出も、その不安を少しでも早く片付けておきたいというお気持ちがあったのだろうと感じました。
こうした不安の背景には、「料金の見えづらさ」があるように思います。インターネットでペット火葬を検索し、いろいろな業者のホームページを見比べてみると、基本料金の表示はあっても、最終的にいくら必要なのかがよく分からないケースが少なくありません。何が含まれていて、どこからがオプションなのか、骨壺や出張費は別なのか。ページを読み進めても総額のイメージがはっきりしないことがあります。大手といわれている会社であっても、「意図的に分かりにくくしているのではないか」と感じてしまうような料金表を目にすることもあります。
金額が高いか安いかという問題とは別に、「結局いくら必要なのか」が見えない状態は、それだけで不安を生みます。人は、分からない部分があると悪いほうを想像しがちです。骨壺代が別で発生するのではないか、当日に何か理由を付けられて加算されるのではないか。そうした想像が頭のどこかに残ったままでは、お別れの時間に集中することが難しくなります。本来であれば、その子のことだけを考えて過ごしたい時間のはずです。
ペットメモリアル ドマーニでは、その不安をできるだけ持ち込まないように、ご予約時に総額を説明しています。費用はプランと体重区分で決定し、その場で「この金額がすべてです」とお伝えします。何が含まれているかをはっきりさせ、後から増える可能性のあるものがあれば、それも含めて最初に説明するようにしています。「とりあえず安く見せておいて、あとで足していく」というやり方は取りたくありません。
ホームページの料金表も、その考え方に沿うように作っています。プランと体重だけを見れば総額が分かること、骨壺など基本的に必要になるものが含まれていることが伝わること。細かい条件を並べて印象だけ安くするのではなく、「このくらいかかる」という見通しを持ったうえで検討していただけるようにしたいと考えています。
正直に言えば、「安かった。」で満足してほしくはありません。安さを理由に選ばれる火葬ではなく、「ペットメモリアル ドマーニに頼んでよかった。」という実感が先にあり、その結果として料金が分かりやすく、想像していたより負担が少なかった、と感じていただけるのが理想です。料金の透明性は、費用を強調するためではなく、お別れの時間を金額の不安で曇らせないために必要なものだと考えています。
ペットメモリアル ドマーニは、静岡県内全域、志太・榛原・南遠地域を中心に、牧之原市からお伺いしている訪問ペット火葬です。こうした考え方のもとで、料金だけでなく訪問範囲は「どこまで来てもらえるのか」も含めて、ホームページ上でできるだけ分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。「安い・リーズナブル」ではなく、「ここでよかった、ドマーニで良かった」と感じてもらえること。そのうえで、「思っていたより負担が少なかった」と感じていただけるなら、それはおまけのようなものだと考えています。

